デッキ紹介「堕天使植物園」

お久しぶりですカイマンです。

 

今回は三種のアロマ最後の一つの「堕天使植物園」を紹介していきたいと思います。

今回のデッキは他のアロマ以上に癖の強いデッキで私自身まだまだ使いこなせていないのでどうかそれをご理解の上で読んでいただけるとありがたいです。

 

 

 

 

1:デッキ概要

「堕天使植物園」デッキレシピ

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今回アロマの回復カードは以下の2枚になります。

 

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「堕天使マリー」

このカードが墓地にある限り自分のスタンバイフェイズに200のライフを回復出来る上級堕天使です。

 

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もう一つが「神属の堕天使」

堕天使をコストに相手モンスターの効果無効とその攻撃力分のライフを回復出来る罠カードです。

 

 

元々、このデッキに関しては当時私がアロマデッキに行き詰っていた頃(リンク登場+一回休み軸のアロマ以外にマトモなアロマが組めていなかった)に遊戯王仲間の人たちに「アロマに組めそうなライフ回復カード」のアイディアを募集した所に出されたのが上記の「堕天使マリー」でした。(当時はまだ「神属の堕天使」がなかった)

明らかにネタ臭(言った本人も意識してたとのこと)がプンプンするカードでしたが折角頂いたアドバイスでしたので直にデッキを構築

 

最初は単純にマリーを含めた堕天使+アロマを組み込んだデッキを作るも、他の堕天使のパワーがありすぎてマリーはおろかアロマすら邪魔になる→中間に堕天使と同じ闇属性でアロマと同じ植物族の「捕食植物」を投入するも今度は堕天使もアロマも生かしきれずに・・・。と言った苦難の連続でしたがそこに2018年1月13日発売「LAMES OF DESTRUCTION」(トポロジック・トゥリスバエナが描かれているパック)に登場した「神属の堕天使」の登場、3テーマ以外にもサポートを入れるといった調整を繰り返した結果何とか満足出来る内容になりましたのでここに記事として紹介しようと思いました。

 

そういった経歴のため以前紹介した他の二種のアロマと比べるとかなり粗削りな構築となっておりますがそれをご了承の上で読んでいただけたら幸いです。

 

 

2:戦術・弱点

基本的には初盤~終盤までに三テーマには色々と役割があります。

 

「捕食植物」

初盤~中盤:ディオネア、セラセニアント、ローンファイアやウィッチ等でオフリスを出し、エースの1体であるキメラフレシアを出し場を荒らしつつ、アロマによるアド稼ぎにつなげる。

終盤:フレシアでサーチした融合等を使いタスペリア、グリーンディによる制圧を行う

 

「堕天使」

初盤~中盤:追放+イシュタムを使い手札交換をしつつ墓地に堕天使カード(マリーも含める)をため込む

終盤:戒壇で蘇生した堕天使で魅惑、神属による要害、アロマサポをしつつイシュタムからのダークホープで更に盤面を固める

 

「アロマ」

最初はジャスミンによるアド稼ぎを重視し中盤以降では堕天使のケアを受けつつ、ローズマリーベルガモットによる効果無効と貫通をフレシア、タスペリアに与えゲームエンドに持ち込む

 

 

パワーがあるが動きの遅い堕天使を動きの速い捕食植物でカバー、その捕食植物の動きを広げるアロマ、そのアロマを堕天使が守るという

一見かみ合っていないようで実は絶妙なバランスの元、三位一体となって動かすテーマなので初期手札がどのテーマによりすぎても動きが鈍くなりそのまま負けてしまうという長所と短所は表裏一体という中々難しいテーマデッキとも言えます。

 

その分、動きが良い時は色々な動きが出来る分他のアロマ以上に楽しいデッキです。

 

 

3:各テーマ(カード)の役割紹介


次に各テーマ(カード)の紹介と役割について説明したいと思います。
(基本的なテキスト、ステータス等は公式wikiを参照してください、また「死者蘇生」「貪欲な壺」等の汎用系カードの説明は割合させていただきます。)


メインモンスター

 

「アロマージ」
「アロマ」に関しては基本的な事は前の記事で紹介しているのでこちらを参照しつつ、ここではこのデッキのみ採用している「アロマージーベルガモット紹介をしたいと思います。
https://tokorotenkaiman.hatenadiary.jp/entry/2019/01/13/120040

 

 「アロマージーベルガモット

ライフ回復時における自身の高い攻撃力は勿論、ライフが相手より上の時に使える貫通効果が強力の一言、この効果をキメラフレシアに付与した場合一気に相手のライフを削り取る事も出来ます。

上記でも書いたが、そこにローズマリーの効果が加われば「相手より低いレベルのモンスターを除外出来、攻撃時に相手のモンスターの効果発動を封じた上で自身と相手のステータスを変更でする貫通効果を持つキメラフレシア」が完成しインチキ臭い制圧が可能になります。

 

 

「堕天使」

このデッキの主力の一角ともいえるテーマ

 

基本的に下級より上級レベルのモンスターが多いので通常召喚より他の堕天使カードやスカルデット等を利用しての展開がメインとなる。

前半は各カードごとに効果が違うが後半の共通効果はライフ1000をコストに墓地に存在する堕天使魔法・罠をデッキに戻すことでその効果を適用する効果である。

(※堕天使魔法・罠はどのカードにも1ターンに1回までの発動制約があるがこの効果は「発動」ではなく「適用」なので制限にかからずに使うことが可能、またこの時は魔法・罠の効果ではなくモンスター効果扱いのためスキドレ等がある時は使えないので注意。 また逆に言えば通常発動時には罠耐性があるワイルドマン相手には効かないが堕天使経由ならばモンスター効果扱いのためワイルドマンにも効きます。)

基本的にこのテーマ単体ではアロマとの相性は微妙なので下記の捕食植物と絡めて展開していきます。

 

 

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「堕天使イシュタム」

堕天使の主力エンジンともいえる存在

このカードがあるとないとでは堕天使というテーマ内の動きが大幅に変わる。

 前半の手札入れ替え効果は上記でも書いた通りエンジンにもなる上に罠の堕天使カードを墓地に送ることもできる。

 

罠の堕天使カードは対象無視の破壊、効果無効+回復、コントロール強奪、レベル参照の蘇生と効果が強力な分、罠ゆえの遅さに加え場の堕天使をコストにする軽くはないコストを要求されるが堕天使共通の墓地効果ならコストが1000ライフのみで抑えられデッキに戻るデメリットがあるとはいえ墓地に罠があり場に堕天使がいれば即時効果が使えるので即座に使いたい罠を墓地におくりかつドローができるこのカードの存在の恩恵は大きいといっても過言ではないだろう

 

また安定して墓地送りの出来るレベル10堕天使のため戒壇やスペルビアでの有力な蘇生候補にもなりランク10の素材にしたり、グリーンディの蘇生コストに出来たりと色々な運用も出来る

 

 

「堕天使テスカトリポカ」「堕天使スペルビア」「堕天使マスティマ」「堕天使アムドゥシアス」

 その他の上級クラスの堕天使

基本的にはスペルビアは堕天使蘇生、それ以外は後半の効果を生かす事がメインだが全員がレベルがバラバラな事を生かしてのシンクロ素材や上記と同じくグリーンディの蘇生コストにしたり時には前半の効果を(特にアムドゥシアスは堕天使を送りつつ墓地の堕天使をサルベージすることが出来る)生かしたりとイシュタムほどではないにせよ重要な役割を持つ。

 

 

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「堕天使マリー」

このデッキにおける貴重な回復効果つきモンスター

このカードが墓地に存在すれば自分のスタンバイフェイズに200ポイントのライフを回復出来る。

 

初期カードゆえに回復量自体は少なくスタンバイフェイズに強制なため場にアロマがいなければ意味がなく、同じ強制効果のアロマとも相性が悪いように見えるが墓地にさえ送れば効果が使えるためアロマガーデンや潤いの風等がハーピィの羽根箒で破壊されてもある程度のアフターケアが可能

もちろん除外されたりデッキ戻されたりすればそれまでだが相手からすればその除去枠をこのカードに割くよりも他のカードを狙った方が強いため比較的安定してライフが供給出来るとみていいだろう

 

 

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「堕天使の追放」「堕天使の戒壇

 堕天使テーマ内においてイシュタムに並ぶ重要魔法カード

追放は堕天使のフリーサーチ、戒壇は堕天使を守備表示で蘇生する効果を持つ

 

基本的に1ターンに1度の制約があるが堕天使が場にいれば2回連続で効果が使えるためどちらも1:2のアドが得られると思って良い

 

 

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「神属の堕天使」「魅惑の堕天使」

強力な効果を持つ堕天使の罠カード

場の堕天使モンスターをコストに前者は相手モンスターの効果無効+攻撃力分のライフ回復、後者はエンドフェイズまでのコントロール奪還効果を持つ

 

どちらもコストが重いが墓地効果で使えばライフ消費のみで済むので基本的にはそちら側で運用していく

特に神属は相手の展開を防ぎつつ相手ターンでのアロマの効果起動にもつながるので積極的に運用しよう

 

 

「失楽の堕天使」

貴重な堕天使のリンクモンスター

墓地除外をコストに手札の堕天使を召喚する効果、手札コストで堕天使をサーチする効果、エンドフェイズに場の堕天使の数だけライフを回復する効果を持つ

 

打点こそ頼りないが堕天使が共通して持つ弱点(最上級モンスターであること、サーチしにくい、ライフを大幅に消費する)を補う効果をすべて持っているため入れておいて損はないだろう

 

 

 

 

「捕食植物」

このデッキの主力の一角となるテーマ

このテーマのモンスターが闇属性植物族なのを生かして闇属性で堕天使を、植物族でアロマをサポートしていく属性も種族も合わない2つのテーマの架け橋として運用していく

 

 

「捕食植物オフリス・スコーピオ」「捕食植物ダーリング・コブラ

 捕食植物では毎度お馴染みのコンビ

 

手札消費1枚で捕食植物1体SSと「融合」「フュージョン」魔法カードがサーチ出来、そこから様々な展開が出来るがここでは「超越融合」をサーチして定番のキメラフレシアを出します。

その後「超越融合」の効果で蘇生して更なる展開につなげます。

 

 

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 「捕食植物サンデウ・キンジー

このデッキの隠し味的な存在

 

自身と素材になるモンスターを墓地に送り融合モンスターを融合召喚する効果を持つ

通常ではフレシア等を展開したりするがこのデッキでは主にキメラフレシアかレベル8以上の堕天使を素材にスタペリアかグリーンディを出していく

特に後者については手札に堕天使があればこのカードのNSするだけで一度の蘇生条件を満たして出せるのでフレシアを警戒している相手に対してかなりの意表をつけるだろう

 

 

「捕食植物スピノ・ディオネア」「捕食植物セラセニアント」

その他の捕食植物

 

前者は相手がレベル持ったモンスターを出している事が前提になるが出ていれば高レベルモンスター相手でも効果によりレベルを下げ戦闘さえすれば勝とうが負けようが自身の効果でオフリスに繋げられる。

勝てばそこから出したオフリスとコブラでさらなる追撃が望め更に超越からのフレシアも含め場に4体も並べる事が出来るためランク4を始めとした様々な展開が期待できる、負けてもレベルが下がった相手モンスターをフレシアで除外出来るので制圧にかけてはかなりのパワーを持つ。

 

後者は場ががら空きという条件が必要だが全体除去等のフォローも出来効果により相手を道連れ+オフリスサーチが出来る、仮に相手が殴らなくても自爆特攻で無理矢理起動するかレベル1なのでリンクリボーに繋げる等すれば無駄がない

 

 

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「捕食植物キメラフレシア

捕食植物におけるエースモンスター

 

相手モンスターの除去、戦闘におけるステータス操作、墓地に送れば「融合」「フュージョン」魔法サーチ等、様々な面で優秀な効果を持つ

このデッキにおいてのフレシアは超越で出した後は戦闘&効果使用後は超越で蘇生した素材と共にすぐにセラフィジャスミン(素材が多い場合はスカルデットでも可)に変え次のターンに「再融合」もしくは「融合」をサーチして次の自分のターンに備えます

(バウンス、除外により再利用を防がれるのを防ぐため)

サーチしきったら蘇生して純粋なアタッカーとして運用します。

(上記でも書いた通りローズマリーとのコンボは中々強力なため)

 

 

「捕食植物ドラゴスタペリア」「グリーディー・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」

どちらも強力な効果を持つ融合モンスター

 

前者はキメラフレシア、後者はレベル8以上の闇属性が必要になるがどちらも融合かキンジーで比較的簡単に出せる。

前者は植物族なのでキメラフレシアと同様ローズマリーの恩恵を得られ後者は上記の通り自身の効果で蘇生しやすいため場に出せればその段階で相手を圧倒できる。

 

 

その他のカード

(※凡用系のカードは除く)

 

 

メインモンスター

 

「終末の騎士」「黒き森のウィッチ」

どちらも優秀な墓地肥やし&サーチ要因

 

前者は基本的には墓地に送りたい堕天使を、後者は現状ほしいカード(オフリスやローンファイア等)をサーチします。

どちらもサモプリから呼べるうえに闇属性なので見習い魔嬢をリンクでき、その魔嬢で落とした闇属性を回収し再度回収後使用するというのもありです。

 

 

魔法カード

 

「超越融合」「再融合」「融合」

このデッキにおけるキーカード枠

 

超越融合はオフリスダーリングからのサーチ後、上記の通りフレシア経由からの更なる展開を、再融合は再びフレシアを活用後シンクロ・リンク素材に(下手に再融合を割られて除外されないようにするため)して融合につなげ、融合からスタペリア、グリーンディに繋げていく

そのためサーチの優先度は超越→再→融合となる。

 

 

「手札抹殺」「一撃必殺居合いドロー!」

事故防止&墓地肥やし用の魔法カード

 

このデッキは上記の構成上どうしても手札事故が起きやすいため、この2枚のカードを使用してデッキの回転をよくします。

特に前者は相手の要害もでき、後者は墓地の入れ替えも出来るので墓地に堕天使カード

をためこみ必要なカードをデッキに戻していくという動きがメインとなる。

 

 

エクストラモンスター

 

 

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「白闘気双頭神龍

 

シンクロにおける最上級クラスのモンスター

 

場にトークンがいなければ存在するだけで毎ターントークンSSの効果が発動でき、自身がやられてもトークンがいれば復活が出来る効果を持つ。

このデッキでは高レベルのモンスターが出しやすいのでハリファ→レベル調整したライザーで比較的簡単に出せる。

単純に効果が強力な上に場もちも良いため主力としても使いやすく、レベルも10のため下記のダークホープの素材ともなれるので状況に応じて動きを変えていこう

 

 

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「No.XXインフィニティ・ダークホープ
エクシーズにおける最上級クラスのモンスター

 

自分、相手問わず戦闘で破壊されたモンスターを自分の場に守備表示でSSする効果、自分の場のSSしたモンスターの元々の攻撃力分のライフを回復する効果を持つ。

条件がレベル10と重いがこのデッキでは蘇生しやすいイシュタム、場持ちの良いグリーンディ、白闘気がいるのでそこまで出しにくくはない

素材なしに使えるライフ回復効果はもちろん、ガーデンで強化可能とはいえステータスがそこまで高くないアロマを戦闘破壊から守ることもできる(この時ガーデンがあれば破壊→ガーデン起動+ホープの効果で蘇生→ライフ回復でアロマの効果起動といった動きが可能)

除去耐性がないが素のステータスの高さと回復効果は素材なしでも使えるので蘇生先の候補としても問題なく使える

 

 

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「ヴァレルガード・ドラゴン」

ヴァレルシリーズの一つであるランク4モンスター

 

破壊耐性、自分の魔法・罠をコストにこのターンに破壊されたモンスターを効果無効でSS出来る効果、チェーン無視の表示形式変更効果を持つ

基本的には上記の効果を普通に運用していく形だが②の蘇生コストには堕天使の罠を落としていけば即座に使用出来るのは大きく表示形式変更効果も打点の低いアロマを守りつつベルガモットの貫通効果と併用していけばかなりのダメージが見込めるだろう

 

 

 

 

 

4:最後に

如何でしたでしょうか?

久々の記事であることと書く事が多すぎたのもあいまって少し雑になってしまったと思われるかもしれませんが書きたいことは書けたと思いますので生暖かい心で見ていただけたらありがたいことこの上ないです。

 

今回の記事で三種のアロマ紹介が終わりましたが、まだまだアロマデッキを組みたいという意欲は消えていないので今後も新しいアイディアが出てデッキとして形となれば記事として紹介していきたいと思います。

(それまでに記事の文章力も上げていきたいです・・・。)

 

 

では皆様次回またお会いしましょう。