「アロマージ」というテーマについて

 

 

改めまして、初めましてカイマンと申します。

 

今回は1月6日に開催された「AAオフ」という遊戯王のオフ会で対戦相手に好評を頂いた三種の「アロマージ」デッキの「ソウルアロマ」「ヴァンパイアガーデン」「堕天使アロマ(仮名)」を順次紹介する前にこの記事を書きたいと思います。

※初投稿なので拙い記事になると思いますが、よろしくお願いします。

 

 

 

 

1:初めに

今回私が「アロマージ」についての記事を書こうと思ったのは私のデッキを紹介したいのもありますが、今回の記事を見てくださった方に「アロマージ」の良さを知って貰いたいというのもあるからです。

 

さて、皆様は「アロマージ」と聞くと何を思い浮かべますか?

恐らくは詳しい人も詳しくない人もこのカードを思い浮かべると思います。

 

f:id:tokorotenkaiman:20190108182507j:plain

 

一昨年の「LINK VRAINS PACK」で発売され【植物リンク】でのキーカードの一つとして大暴れし、綿毛ライオンとバルブさんの禁止化の一つとして挙げられている

「アロマセラフィ-ジャスミン」です。

植物族を少なからず採用していればほぼ無理なく採用出来、植物族であれば何でもサーチ、リクルート可能とまさに植物族にとっては夢のようなカードです。

 

実際殆どのデュエル動画でも(今では不可能ですが)マスマティシャンから綿毛ライオンを落としそこから綿毛を使ってこのカードを出しそこから展開を広げていく動きが支流の動きとして採用されて使う側も使われた側も印象に残っているのではないでしょうか?(私自身も前制限ではこの動きを愛用していました。)

 

ですが、それは逆に言えば「植物族」としてこのカードが注目されただけであり「アロマージ」としては注目されたかといえばかなり微妙な所です。

極端な話このカードの名前が「アロマ」という名前ではなくても問題なく採用されたでしょうし、厳しく言ってしまえば「召喚条件」「サーチ先」「リクルート先」のどこかに「アロマ」という縛りがついたらここまでの注目を浴びることはなかったかもしれません。

 

実際に他のアロマージカードに目を通すと植物族共通効果を持つものが多いですが、ほとんどがライフ回復カードを必要とするものであり、決してお世辞にも環境をとれるほどの力もありませんし、出張要因になれるほどの凡庸性があるものではありません。

起動条件ともなるライフ回復カードもテーマ内で見ると「アロマガーデン」を除くと癖のあるカードばかりで肝心のガーデン自身も今のフィールド魔法の重要性を考えるとフル投入されるかと言われたら難しいと言わざるをえません。

(他のライフ回復カードもデュエル長期化を防ぐ意味合いもあるためか安定して何回でも使えるカードはほぼ無いです。)

事実、ユーチューブ等の動画でアロマデッキと名の付くものを見ても殆どがリンクジャスミンと数枚のアロマモンスターを入れてるのみの場合がほとんどです。

 

ですが、私はそういうのを見るたびに思うのです。

「勿体ないな」と

確かに「アロマージ」自体は環境やガチに入るものではなく、出張要因もリンクジャスミン以外はお世辞にも向いていない上にライフをただ単に増やせば良いわけでもなく、かといって少なくてもダメという癖のあるテーマであるので気軽に手を出しにくいのも
事実です。

ですが、それ故に使いこなせれば使っていてこれほど楽しいテーマはないと私は自信を持って言えます。

 

なのでこの記事をキッカケに「アロマージ」のことを少しでも知っていただけたら私としてはこれほどうれしい事はありません。

 

2:「アロマージ」とは

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、「アロマージ」の事を書いていきたいと思います。

 

 アロマ/Aroma †
 クラッシュ・オブ・リベリオンでカテゴリ化した「アロマ」と名のついたモンスター群。
 属するモンスターは《アロマポット》を除いて植物族で統一されている。
チューナー以外の植物族は、自分のライフが相手のライフを上回っている場合に適用される永続効果、ライフゲインをトリガーとする誘発効果をそれぞれ共通して持つ。
ライフゲインをトリガーとするモンスター効果は全て1ターンに1度の発動制限がある。

 

アロマとは芳香を意味するギリシャ語である。
原作で孔雀舞の使用した「アロマ・タクティクス」や、《魔封じの芳香》を軸としたデッキの俗称【アロマ・コントロール】などで馴染み深い言葉だろう。
チューナー以外のメインデッキに入る植物族モンスターのカード名に用いられている「アロマージ」は、「アロマ」と魔法使いを意味する英単語"mage"(発音は「メイジ」)を掛け合わせた言葉だろう。
また、チューナーとエクストラデッキに入るモンスターのカード名に用いられている「アロマセラフィ」は「アロマセラピー」と「セラフィム」を掛け合わせた言葉だと思われる。
このカテゴリに属するモンスターのイラストにはキャンドルが描かれており、アロマキャンドルにも由来すると思われる。

-遊戯王カードWikiより

 

アロマ自体が初めて出たのは第9期(アニメ「ARC-V」放送期)の2015年4月25日に発売した「クラッシュ・オブ・リベリオン」(パッケージイラストが《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》のやつ)のパックです。

 

 

現在では11種類(メインモンスターは6種類、エクストラは2種類、魔法は1種類で罠は2種類)と決して少なくはないですが多くもないテーマです。

(少なくてもゼアル期に出たテーマより遥かにマ(r)

 

「アロマ」全体の特徴としては

  • ライフ回復を条件として起動する誘発効果
  • ライフが相手より多い時に使える永続効果
  • 《アロマポット》(岩石族)を除く全てのモンスターが植物族
  • イラストが可愛い

こうして見ると解りますが

遊戯王の中でも唯一と言える「ライフ」を重視したテーマです。
(今までもお注射天使リリーや一部の代行者等のライフを多さが重視されるモンスター存在していましたがテーマとしては初)

 

その性質上、モンスター単体では動かせずガーデンや潤いと言った魔法・罠の補助が必須なのである意味では原作の遊戯vs海馬(2戦目)で海馬が魔法カードでモンスターを強化して遊戯のモンスターを倒した時に遊戯が言った。

「このゲームは単に強いモンスターを入れておけば良いと言うものではない、モンスターと魔法カードの組み合わせが勝敗を決める」

 

というのを体現したテーマと言えます。

 

また、下記のカード一覧を見れば解りますが、基本的に「破壊」がメインなので見た目の可憐さに反してかなり脳筋なテーマです(ライフをあげて物理で殴る)

 

このテーマ内の長所としては

  • 遊戯王の重要要素の一つである「ライフ」を回復するテーマなので長期戦に持ち込みやすい
  • 一部を除きほぼ全員誘発効果持ちなのでかなりのチェーン数を稼げる+相手ターンでも要害+アド稼ぎをしやすい
  • 植物族なのでサポートカードが豊富
  • 基本的にはSSメインのテーマではないので虚無空間等のSS封じのカードにはめっぽう強い

 

ですがそれは逆に言えば

 

  • 長期戦に持ち込む前に高速化しているテーマに殴り殺されやすい
  • 誘発効果=強制であり無計画にライフを回復すると思わぬ事故を起こす
  • SS機能がほぼないため基本的にテーマ内だけでは展開が遅い

 

そしてなにより魔法・罠カードのサポートが必須なため「サイクロン」等の魔法、罠破壊系は勿論、「ハーピィ」といったその戦術に特化したテーマは天敵ともいえるレベルで厳しい戦いを強いられます。

(ほぼ無いですが「シモッチ」に当たったら即サレ推奨です)

 

 上記の件も含めて決して初心者向きのテーマとは言いにくいですが、それ故に自分のターンは「いかに相手のライフを上回りアロマの永続効果を起動させアドを稼げるか?」、相手ターンでは「どのタイミングでライフを回復させアロマの効果を起動させるか」という駆け引きが重要になるテーマですので使いこなせればこれほど使っていて楽しいテーマはないと私個人は思っています。

 

 

3:「アロマージ」のカード紹介

 次はいよいよテーマ内のカード紹介をしていきたいと思います。

(※ほぼ私個人の評価ですので公式を見てから見ることをお勧めします)

 

 必須カード:テーマ内ではほぼフル投入確定カード

 

f:id:tokorotenkaiman:20190111020611j:plain

 

 「アロマージ―ジャスミン

アロマにおいて最重要のメインモンスター

ライフ回復時にドローが出来る誘発効果、ライフが上回っている時に植物族モンスターの限定の二重召喚機能が付く永続効果の二つを持つ。

 

単純に回復すればするだけアドが稼げるモンスターであり往復で回復出来れば通常のドローと含めて3枚、複数並べば7枚と大量のアドバンテージが稼げる、元々の攻撃力が低いので地獄の暴走召喚に対応しており自身の永続効果も含めれば場に4体のモンスターが並ぶのも難しくはない、相手を要害する効果もないので、このモンスターのみの場合は相手ターンが始まったらすぐに回復して効果を使うのもありである。

 

弱点はやはり低ステータス、通常時で100、ガーデン効果時でも600ととても頼りないステータスであるため無計画に召喚すると自身に要害効果がない事も相まって相手ターンで恰好の的になる。幸いなことに守備力は1900、ガーデン時なら2400と並大抵のモンスターでは倒せない数値なのでリクルート以外の手段で召喚する際はジャスミン等の効果を使い表示形式を変更するのが吉である。

 

以上の点を含めても守れば守るだけ強力な効果を有しているのでアドを稼げデュエルを有利に進められるのでアロマデッキを組む際はほぼフル投入必須のカードです。

 

 

採用枠:デッキ次第ではフル投入あり、そうでなくても数枚は必須枠

 

f:id:tokorotenkaiman:20190111030639j:plain

「アロマージーローズマリー(かわいい)

アロマにおけるメインアタッカー

ライフ回復時に場のモンスターの表示形式を変更出来る誘発効果、ライフが上回っている時にバトル時相手のモンスター効果発動を封じる永続効果を持つ

 

アロマの下級の中では打点が高く、ガーデンを使えば2300と自身の効果を含めてかなりの範囲の相手モンスターを倒せるため必然的にエース的存在になるだろう 

誘発効果は表示形式の変更、これだけ聞くと微妙な効果に思えるが自分のターンに先出ししたジャスミンを守備表示にして守ったり、強力な効果を持つモンスターをステータスの低い方に表示形式を変更して倒したり、逆に弱いモンスターをサンドバックにしたり、相手の攻撃を相手のバトルフェイズ時に守備表示にして防ぐ事も出来る(元々表示形式がないリンクモンスター、対象をとれないモンスターを除く)ためかなり応用の効きやすい効果でもある。

(それだけに相手ターンではどこで効果を使うかという回復の見極めが必要になる)

永続効果は攻撃宣言からダメージステップ終了時まで相手のモンスター効果発動を封じる効果、この効果は自身は勿論アロマ以外の全植物族に適応される。

簡単な話、このカードが存在しなおかつライフが相手より上ならば自分の植物族モンスターは全員「古代の機械飛竜」と化すのである。

戦闘にはめっぽう強い「オネスト」シャドールの中でも問答無用で相手を破壊するネフィリムは回収効果を含めて封じられ、発動してなければバトルフェイズを強制終了する「超電磁タートル」すら脅威ではなくなる。

特に植物族の中でも強力なテーマである「捕食植物」のエース的存在であるキメラフレシアは戦闘時に相手効果を封殺しつつ自身の強化と相手の弱体化も出来る強力無比な存在となる。

 

弱点と言えばこのカード単体では自身の表示形式効果で苦しむ事になる。

(リンクのみ、対象に取れないモンスターだけの場合も同じである)

特に先行時にこのカードとガーデンしかない場合、ガーデンで強化した途端に守備表示なり殴る事すらできなくなる。

 

総じて自身のアド稼ぎが目的であるジャスミンとは対照的に相手を要害する事がメインとなるモンスターである。

潤い等でサーチする際には状況に応じて選ぶ先を見極めよう

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190112022616j:plain

「アロマセラフィーアンゼリカ」

アロマの中では唯一のチューナーモンスター

自身を手札から捨てる事で発動する回復効果、ライフが相手より多い時に発動する自己再生効果を持つ。

 

回復効果は手札から発動できるため相手の不意を突くことも出来、ガーデン等が破壊された際には貴重な回復元になる。

回復量は自身の墓地に存在する「アロマ」モンスターを選択し、そのモンスターの攻撃力分だけ回復出来るため大抵の場合はローズマリーの1800分を回復出来ると思っていいだろう

(現状回復量の最大値はベルガモットの2400で最低値はジャスミンの100、効果的に自身も対象に出来るが攻撃力が0なので無意味である)

自己再生効果は自分のライフが上の場合に自身を蘇生する効果

場にアロマモンスターが存在しなければ使えないが実質ノーコストでチューナーが蘇生出来ると考えれば使用後の除外デメリットも含めてお釣りがくる効果である。

純テーマならローズマリーと共にシンクロでセラフィローズマリー、他の植物と共にリンクでセラフィジャスミンが呼べるため、主にデュエル中盤でのキーカードになるであろう

 

弱点は墓地にアロマがいなければ使えない事

特に墓地にアロマが存在しにくい初盤では使えたとしても大した回復量は見込めないためその点に関してはかなり痛い、また自己再生は便利だが使用後除外されてしまうため無計画に使いすぎると貪欲等で再利用が難しくなってしまう。

特にアロマは長期戦向きのテーマなのでこのカードが再利用出来ないと考えるとかなりの痛手をこうむる。

 

総じて使いやすく優秀なカードであるが、それ故にプレイヤーの力量が試されるカードだと考えていいだろう

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190108182507j:plain

「アロマセラフィ-ジャスミン

アロマにおけるエクストラ枠の一体で上記で紹介した植物族全体におけるキーカード

回復時にデッキから植物族モンスターを手札に加えるサーチ効果、自身のリンク先のモンスターをリリースしてデッキから植物族モンスターをSS出来るリクルート効果、自身のライフが上な時に自身とリンク先の植物族モンスターに疑似戦闘耐性を与える耐性効果を持つ

 

上記でも紹介した通り、アロマに限らず植物族メインなら一部の効果を無視しても使える強力なリンクモンスター。

条件さえ満たせば植物族以外の縛りはなくあらゆるモンスターをサーチ、リクルートが可能、リクルートは守備表示の縛り以外は特にないためローンファイアブロッサムを先に出せばその縛りすらなくなる。

戦闘耐性効果も決して無視できる効果ではなくリンク先にやっかいな植物族がいるならば先にこのカードを突破する必要がある。このカード自身は攻撃表示なため戦闘ダメージは避けられないがこのカードの攻撃力は1800(ガーデン時なら2300)と決して低い数値ではない、ライフに余裕があるなら少なくても1~2回の戦闘では負けることはないだろう

 

弱点といえる弱点はそこまでないがあえて挙げるなら効果を無効にされた時が痛いのとあくまで戦闘耐性だけであるため効果破壊には無力であることがあげられる。

 

総じて植物族デッキには必須レベルで便利なカードでありデッキ次第ではフル投入、1枚のみでも十分に役割を果たせるだろう

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190112205140j:plain

 「アロマガーデン」

 アロマを組む際には必ず入れるであろうフィールド魔法

アロマが存在する場合に回復と全体強化を行う効果、アロマが破壊された場合に回復する効果を持つ。

 

回復と全体強化は500とそこまで高くはない上に効果を発動する際には必ず「アロマ」モンスターがフィールドに存在しなくてならない

だが基本的に打点の低いアロマにおいては貴重な強化効果と安定して回復出来るカードなため変わった構築にしない限りはフル投入必須なカードである。

また意外と忘れがちであるが強化効果はアロマ以外のモンスターにも適応される。 

 同じエースモンスター同士が戦闘した場合は一方的に倒せる上に打点が低い故に効果が生かしにくいモンスターのローズマリーも含めて十分なサポートにもなる

またこの効果はガーデン本体が破壊されても次の相手ターン終了時まで適応されるうえにこの効果にはターン制限がないため3枚無理やり使えば1500ものライフと強化値を得る事が可能である。

 

破壊時のライフ回復効果は1000と高く、アロマ限定とはいえ破壊されれば条件を満たせるため相手からすればライフを減らすために攻撃したつもりが逆にライフを増やしてしまうというジレンマに陥ることもある。

 

弱点といえる弱点はないがフィールド魔法であるため別のフィールド魔法と併用出来ない点位だろうか?

 

アロマを組む際には必須カードではあるが構築次第では1枚未満にもなりえるある意味プレイヤーの構築の腕が見れるカードである。

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190112210435j:plain

「潤いの風」

アロマのサポート枠である永続罠

ライフコストを払ってアロマモンスターをサーチする効果、ライフが相手より少ない場合にライフを回復する効果を持つ。

 

罠カードの性質上遅いのと、ライフコストが1000とやや重いがアロマモンスターを好きにサーチ出来るので 状況に応じた動きをすることが出来る。

(基本的にはアドを稼げるジャスミン、返しに強いローズマリー、回復要因チューナーのアンゼリカの三枚だと思います)

後半の回復効果は500と地味だがフリーチェーンで発動出来、ガーデンと組み合わせれば実質ノーコストでサーチ出来る

 

難点は自身のライフが上な時には後半の効果が使えない事である。

自身のライフが永続的に回復しないための処置であると思われるが正直このデメはキツイ・・・どうにかならんかったのか・・・。

 

総じてアロマにとっては重要なサポートカードでありこのカードを引いたか引かないかでデュエルの動きは大幅に変わる、特別な理由がなければ3枚積み必須なカードである。

 

 

自由枠:デッキによって採用不採用等、自由に決めて良い枠

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190112232029j:plain

「アロマージーベルガモット

メインアロマにおいて唯一の上級モンスター

自分のライフポイントが相手を上回る場合、植物族に貫通効果を付与する永続効果、1ターンに1度ライフポイントが回復した場合に自己強化する誘発効果を持つ。

 

単純にレベル6で2400とそこそこ優秀な打点を持っているがそこに回復時の効果で自身の攻撃力を1000アップすると3400になり青眼クラスを殴り倒せる上にガーデン時には更に3900と神のカードに準ずる攻撃力を持つようになる。

更に相手ターン時に更に効果が起動出来れば4900と究極竜すら超える打点となりこのカードを戦闘で倒すのはかなり難しくなる。

永続効果はライフが上の時に植物族全体に貫通効果を付与する効果、このカードは勿論、他のアロマや植物族にも貫通が付くのは単純に強く一気にゲームエンドに持ち込む事も可能になる。

 

弱点はやはり上級モンスターである事、ジャスミンやブロッサム、薔薇の鐘でSS可能とは言え上級ラインにはほかにも優秀な植物族等がいるため他の枠を犠牲にしてまでこのカードを優先するかと言われれば微妙な所でもある

 

とはいえそれでも強力な効果と打点をもっていることには変わらないのでデッキの枚数を見て隠し味に採用するのもいいかもしれない

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190112233423j:plain

 「アロマージーカナンガ」

  アロマにおけるサポートよりのアタッカーモンスター

 自分のライフが相手を上回っている場合全体弱体化させる永続効果、1ターンに1度ライフが回復した場合、相手の魔法・罠カード1枚をバウンスする誘発効果を持つ。

 

 ライフを上回った場合に発動する弱体化効果は500と少な目の数値だが通常時でもこのカードを倒そうと思ったら2000クラス、ガーデン時なら2500クラスを用意しなくてはならず、更にセラフィローズマリーが加わると最大で相手と1500もの差が出来、このカードも青眼クラスでなくては倒せなくなるという相手にとってはうっとうしい事この上ない盤面が出来上がる。

回復時の効果は相手の場の魔法・罠をバウンスする効果で基本的には自分ターンにやっかいな永続系やフィールド系のカードを戻すだけと一見すると地味だがこの効果は相手の場のカードを持ち主の手札に戻す効果なのでそこを上手く生かせばこのカードはかなり有用なカードになる。

単純な一例だが「盆回し」を発動し、自分の場にアロマガーデン、相手の場に手札に欲しいフィールド魔法を張りガーデンでカナンガの効果を起動すればデッキから一気にフィールド魔法を2枚サーチ可能となる。

 

弱体化も含めかなりテクニカルな効果を持っているためなんの考えもなしにフル投入すると痛い目を見る反面使いこなせればかなり優秀な部類のカードであることは間違いないだろう

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190112235021j:plain

「アロマポット」

 アロマの中で唯一のリバース効果持ちであり唯一植物族ではないモンスター

 リバースした場合、戦闘破壊されない永続効果、お互いのエンドフェイズにライフを回復する誘発効果を持つ。

 

どちらの効果もリバースした時ではなければ使えない効果なうえ、肝心な回復効果もエンドフェイズと遅い

戦闘耐性は強いがそれ以外の耐性はなくステータスも低いため下手をすればマシュマロン系統と同じくサンドバックと化す

 

アロマというテーマ内から見てもお世辞にも使いやすいとはいえず通常でも採用されるか微妙なカードであるが逆に言えばそれ故に使った時は相手の不意をつけるカードともいえる。

相手からすればこのカードは戦闘では倒せず破壊しようとしたら貴重な除去枠をこのカードに使用しなくてはいけないので手札次第では意外とバカに出来ない活躍が出来る

 

使いにくいカードではあるがそれ故に活躍してくれた時のうれしさは他のアロマにはないといえる。

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190113004210j:plain

「渇きの風」

アロマのサポート罠の一つ

ライフ回復が発生した時に相手モンスターを破壊する効果と、払ったライフの合計以下の攻撃力分相手モンスターを破壊する効果を持つ。

 

誘発効果故にタイミングが狙いにくく、耐性持ちや裏側モンスターは狙えないという点を除いても回復時という軽い条件で毎ターン相手モンスター1体を破壊出来るというのは強い効果である

アロマでは対処出来ない厄介なモンスター(クリスタルウィング等)を除去して相手の場を荒らしつつモンスターで攻め込むというのが基本的な流れになるであろう

後半の効果はライフ差を3000以上保ち、なおかつアロマが場にいなければ発動できないが払ったライフの数値分それより低い攻撃力のモンスターを好きなだけ選んで破壊出来る。

とはいえ基本的に優勢時にしか使えずなおかつ使うと相手と必ずライフが同じになるためこちらは奥の手として使用する効果となるだろう。

 

アロマの中では特に単体では使えないカードであるが潤いと一緒に発動出来ればアドを稼ぎつつ相手の場を荒らすというかなりのプレッシャーを与えらる盤面を作れるカードであるといえる。

 

 

f:id:tokorotenkaiman:20190113001247j:plain

「アロマセラフィーローズマリー」(最かわ)

アロマのエクストラ枠の1体であるシンクロモンスター(美しい)

ライフポイントが相手より多い場合、植物族の全体強化を行う永続効果、回復した場合に表側表示のカードの効果を無効にする誘発効果を持つ。

 

ライフが上回っている時の打点強化はガーデン時なら3000とレベル5のシンクロモンスターということを考慮すればかなり良いラインと言えるだろう、他のアロマを含めた植物族にも付与されるのでガーデン込みなら大幅な打点強化が見込める

ライフ上昇時の効果はフィールドのカード1枚をターン終了時まで無効に出来る

一度回復を挟まなくてはいけない関係上、エフェクトヴェーラー等のような相手のカード効果発動に対してチェーンして無効という芸当は出来ない。

基本的には自分ターンではやっかいな効果を持つ効果を無効にしつつ、相手ターンでは牽制目的で使用することになるだろう

 

だがこのカードの真価はそんなことではない

 

「かわいい!うつくしい!きれい!」

 

通常のローズマリーと比べて良く見てほしい

通常時は大人し気な印象を受けるローズマリーだがセラフィ化した瞬間服装も黒よりの青から白よりの青になり神々しい羽をはばたかせ(恐らくアンゼリカの力を得たからと思われる)こちらに見つめながら手を広げつつ精一杯の笑顔を見せるローズマリー・・・。

いつ見てもかわいさと尊さで何も言えなくなってしまう、元々かアロマというテーマが出た時からアロマを愛用していた私にとってはある時期にこのカードのフラゲが来て画像見た瞬間に喚起し喜びのあまり二桁近くこのカードを買いこんでしまい、このイラストが乗った同人スリーブが出たことを知り売り切れていた時は激しく絶望しオークションで見かけた時は迷わず購入した。

 

そして現物が来て眺めた時・・・

f:id:tokorotenkaiman:20190113003931j:plain

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

 

 

是非皆様も機会があればこのカードに触れて尊さを感じてほしい・・・。

 

 

 

 4:最後に

 初めての記事なので色々と至らない点がありましたが以上で私個人から見たアロマというテーマの紹介記事を終了したいと思います。

 

植物族とはいえ決して強いテーマでもなく弱点も多く使いにくいテーマではありますがその分使ってて楽しいテーマですので皆様がこの記事をきっかけにこのアロマというテーマに触れていただければ私としてはこの上ない喜びです。

 

 それでは改めてここまで見てくださりありがとうございました。